エサ
ツノガエルは完全肉食性です。
コオロギ、ミルワームなどの昆虫・メダカ、ドジョウ、金魚等の魚類・マウス・人工飼料などがエサとして適しています。
嗜好性が高いものは魚類。栄養価が高いものは人工飼料。消化器官への負担が少ないものは、コオロギなどの昆虫となります。
しかし、カエルを飼育するにあたって、エサが魚や昆虫の場合、これらも合わせて飼育しなければならなく、生きたエサを与える事に抵抗があるからも多くいらっしゃる事から現在は、人工飼料のみで飼育するスタイルが主流です。
神経質な個体などでは人工飼料に餌付かず、生餌を与えなければならないケースもありますが、基本的に人工飼料での単一給餌が最も安全で安心して飼育できます。
給餌方法
ツノガエルは目の前に来たものを全て捕らえようと口を大きく開けてアタックしてきます。
この行動がツノガエルの飼育の醍醐味でもある部分とも言えます。
対象物の大きさなどに関係なく飛びついてきますので、人の手にも噛みついてきます。ベビーサイズでしたら痛くありませんが、大きく成長した個体に噛まれると歯型がついて血が出るほど痛いのでお気を付けください。(カエル自身に毒は持っていません)
ある程度の大きい獲物を捕らえて食い溜めするような傾向の捕食の仕方をしますので、エサは毎日与えるような給餌方法ではなく、週に2回程度を目安に行います。
エサの与え過ぎには十分ご注意ください
ツノガエルを飼育する上で一番多いトラブルがエサの与え過ぎによる消化器官へのダメージです。
食べたエサを消化できずにそのまま衰弱してしまい、最悪の場合そのまま死んでしまいます。
例えば、ベビーサイズの個体にパックマンディナーを小豆程度の直径5.6mm程度の球にして週に1個を与えれば、エサが不足して健康状態を損なう事はありません。
2個の場合はちょうどいい感じで、3個ですと多過ぎ。と言うようなイメージです。
しかし実際には個体のサイズとエサのサイズが合っていなく、1回の給餌量が多過ぎてしまうケースが非常に多いですので、カエルをお迎えして間もない期間のうちは、エサを与える量を少なくして様子を伺ってみてください。
メンテナンス
ウールマットで飼育している場合、水の蒸発加減が確認できます。
水をウールマットと同じくらいの水位にした場合、1週間後には水がほとんど残っていなく乾燥しているかもしれません。この場合には水を補給してください。
糞をした場合、ピンセットで摘まめる程度の堅さがある場合には取り除くだけで大丈夫ですが、水が濁る程度に混ざった場合にはすぐに交換してください。
給餌量が適切な場合は、10日に1度は糞をするサイクルになると思います。
ポイントとしては、水分補給をした状態から、ある程度乾燥する状態に変化していくサイクルを作る事です。
そのサイクルが1週間前後が理想的で、逆に毎日水換えをして同じ水位、同じ温度を維持する事は、少しの環境の変化に対応できない弱い個体に育ってしまいますので、温度や湿度の変化に幅を持たせて環境の変化に対応できるようにしてください。