この種はWC個体同士で掛け合わせて産まれたタイプなので、他のツノガエルとは区別して飼育にあたってください。
WC個体で掛け合わされて産まれてくる個体は非常に神経質です。
具体的には、飼育環境やエサに対する反応が違ってきます。
以下は当ファームにおいて有効と思われるものを記載しました。他の飼育パターンでも良好な結果を出せるかもしれませんが、かなり重要なポイントですので、これに合わせて頂けましたらアドバイスなども適切にできると思いますので是非、ご参考にして下さい。
エサ
メダカのみを与えてください。(ベビーから育てる場合)
成長に従って、他の魚類に変更していただくとよろしいかと思います。当ファームで産卵させた個体の親はWCではなく、CB個体からです。この理由からかどうかはわかりませんが、非常にエサに対する反応が良いです。メダカでしたらいくら与えても足りないくらいです。しかも消化も非常に良い状態で黒い理想的な糞をしてくれます。成長スピードも良好です。
しかし、この種の長期飼育例は、ほとんどありません。また、過去のデータを見ても、魚類以外のエサを与えた場合、その直後から状態の悪化を確認しています。
従いまして、エサは魚類のみとして下さい。
ちなみに、当ファームのアマゾンの親はパックマンディナーのみを与えて管理されています。なので、ベビーにも与えても大丈夫かと考えておりますが、もう少し成長してから徐々に変更していきたいと思います。
2008年12月23日更新
現在、500円玉以上のサイズに育ってくれています。しかし、問題点がありましたのでお知らせいたします。
ある程度、成長が確認できたので、エサをメダカからパックマンディナーに変更してみました。
結果は、何故かエサ食いが悪い印象を受けました。なんとか食べさせたのですが、あまりいい感じではありませんでした。
何度か繰り返してみたのですが、あまりいい糞をしていません。未消化のようです。またそれに比例して大きくもなっていないようです。
また、数匹、吐き戻した個体や死んでしまった個体を確認しました。
良好な結果を出してくれる個体もいたのですが、トータルで見ますと、やはり良い結果はでませんでした。
従いまして、エサを金魚(小赤)に変更しました。そうしましたら、エサ食いの良さも戻り、サイズも大きくなっています。
マウスなどで大きく育てていらっしゃる方もいるようですが、平均値を出すと、はやりアマゾンツノガエルには魚類が適しているとお考えいただいた方がよろしいかと思います。
自ら勢いよくアタックしてくるのであれば、魚類に関してでしたらどんどん与えて大丈夫なようです。
立派なアマゾンに育ってくれるようお祈り申し上げます。
床材
決して水に常時、濡れているような状態は避けてください。
個体が直接、水に濡れていると、かなりストレスを受けるようです。本来の生態も土に潜っているのが通常な状態なので、プラケに水を敷いて。と言う管理ではエサに対する反応も明らかに鈍ってきます。
理想的な状態は床材を繊維状のキッチンペーパーを敷き、それを湿らせる状態にして下さい。
指で触って、湿り気を感じ取れる程度がちょうどいいです。その状態で数日間放置していますと、乾燥してきますが、その変化には対応してくれます。
あまり神経質に、水分の補給などをしなくても大丈夫です。
決して、ビチャビチャに濡らさない事がポイントです。
上記の状態であれば、もの凄い勢いでメダカに反応してくれます。
自分からエサに飛びついてくるようでしたら、どんどん与えて大丈夫です。(メダカのみです)
100匹以上の個体を管理していましたが、エサに反応しない個体は1匹もいませんでした。全ての個体において健康的な糞をして確実に成長しています。
| 【NUANCEとしてのツノガエルの見解・飼育方法】 |
種類
2008年現在、ツノガエル流通は多くなり、以下のように区別できます。
ベルツノガエル:Ceratophrys ornata
クランウェルツノガエル:Ceratophrys cranwelli
ライムグリーンアルビノツノガエル:Ceratophrys cranwelli
アプリコットツノガエル:Ceratophrys cranwelli
ペパーミントツノガエル:Ceratophrys cranwelli
ファンタジーツノガエル:C.cranwellixC.cornuta
アマゾンツノガエル:Ceratophrys cornuta
色彩変異個体:Ceratophrys cranwelli
上記の通りですが、実際には、ベルツノガエルとクランウェルツノガエルとアマゾンツノガエルの3種から成り立ちます。
アルビノ個体、ペパーミント、色彩変異種などは全てクランウェルツノガエルからのカラーバリエーションであり、同一種です。
従いまして、ベルツノガエルの系統(純血種1種)とクランウェルツノガエル(各カラー)とアマゾンツノガエルの系統(純血種1種)の3系統から、いろいろな品種が出来上がっているとお考えください。
【ベルツノガエル】
ベルツノガエルからのアルビノ種、色彩変異個体は当ファームを含め、作出例がありません。
(厳密に申し上げますと誕生はしていますが、商品としては流通していません)
カラーバリエーションは豊富で、全身がほとんど赤の通称「赤ベル」、逆に緑単色の「フルグリーン」と呼ばれる個体も見られるようになりました。
ベルツノガエルのスタンダードとはグリーンの地に黒褐色の模様が入り、腹部は黄色で、赤の発色が体の各所に見られるものとします。
ベルツノガエルの特徴は赤の発色をする事です。他の種では赤の発色はしません。また腹部が黄色なのも特徴です。
ベビーの頃は黄色の発色が淡いですが、成長と共に黄色の発色が上がってきます。全てのツノガエルに当てはまります。
【クランウェルツノガエル】
クランウェルツノガエルのスタンダードは茶色です。厳密に申し上げますと、地の茶色がグリーンのタイプも存在します。2つのカラーパターンがあります。
グリーンクランウェルと呼ばれるものが相当します。(しかし純血のグリーンとは違います)
茶色(又はグリーン)に黒から茶褐色の模様が入り、ベルツノガエルと比べると角の発達が強いです。
20年以上前からアルビノ種が存在しました。従いまして、昔から既に3つのカラーバリエーションが存在していました。
当ファームでは、上記の種類からペパーミントツノガエル、ライムグリーンアルビノツノガエルを作出しました。これは、グリーンクランウェルツノガエルとアルビノ種なのですが、本来の発色と比べると淡い色彩を保ち、濃い色が出ない個体を指します。非常にあいまいな表現系なのですが、しかし、例えば100匹のグリーンクランウェルの中に、ペパーミントツノガエルを入れれば、明らかに判別できるレベルです。
お恥ずかしい話ですが、当ファーム設立初期の頃に、このタイプが出るようになり、問屋へ卸した際に、「初めて見る個体で、これは別の名前をつけよう」と提案され、急きょネーミングされたものです。
当ファームでは、ペパーミントツノガエルの生産はできるのですが、逆に通常のグリーンクランウェルが出来ないのです。これはアルビノ種にも当てはまり、通常のアルビノ種とは発色が異なり、区別すべきとアドバイスを受け、ライムグリーンアルビノツノガエルが誕生しました。
しかし、ここで疑問が湧きます。
ベルツノガエル・クランウェルツノガエルの2種のみと絞っても、本当に純血種なのか?とブリーダーとしては重要な疑問です。
それは、グリーンクランウェルをベルツノガエルとして流通させたり、どちらとも判別が出来ないような個体が流通している事情を知ってしまったからです。
では、生息域から直接、個体を輸入しようと提案するのですが、現地からは輸出される事はほとんどなく、現在に至ります。
ツノガエルのブリーディングはアメリカがほぼ独占していました。現在でもプロのツノガエルのブリーダーは世界でも数人しかいない筈です。
従いまして、系統を作るのにもアメリカのCB個体を使ってとなる事が前提となっていました。
当ファームも元の種親はアメリカ産のCB個体からが出発となっています。15年ほどブリーディングを行い、ある程度傾向が見えてきました。
ベルツノガエルの純血と表記されて流通していた個体は間違いなく、純血種です。この系統は確立しました。
しかし、ベルツノガエルとクランウェルツノガエルの別種交配をさせた品種も存在します。クランウェルツノガエルに関しては生息域現地から直接輸入された時期がありました。その個体を見ると、現在クランウェルツノガエルとして流通している個体とは若干違っています。当ファームもこのWC個体を使って純血種を作りましたが、非常に繊細な個体で成長が遅れて種親として育て上げる事ができませんでした。これはWC個体を交配させた特徴ではないかと考えています。アマゾンツノガエルのWC個体同士で採った個体も非常に繊細です。おそらくベルツノガエルでも、同様の結果が予測されます。
ツノガエルは累代繁殖を繰り返され、その結果、プラケースで簡単に飼育できるようになった、ある意味、ペットとしての品種とお考えください。
【アルビノ種】
クランウェルツツノガエルからの変異種です。
ベルツノガエルのアルビノは存在しないと思われます。他の種からもアルビノの発生は確認されていません。
最初のアルビノ個体がどのようにして作出されたかは不明ですが、アメリカのブリーダーによって、この品種が確立されました。
【アマゾンツノガエル】
ツノガエルでは珍しく、WC個体が入荷されています。
CBベビーも頻繁に繁殖例を聞くようになりましたが、実はこの種を成体に育て上げる事は難しいです。
上記でも書きましたが、WC個体同士のペアリングから産まれた個体は、非常に神経質で飼育難易度が高いです。
現在でも、安定したCB個体が流通しないのは、ベビーを成体まで育て上げられない事が原因と言えます。
まず、産まれた個体には問題はありません。オタマジャクシは健康に育ち、スムーズに変態してくれます。しかし、変態後のサイズは1円玉程度です。給餌量などによって決定されるものではないようです。以前、クランウェルツノガエルのWCから採った個体も全く同じパターンでした。
原因が分かりませんが、WC個体の掛け合わせによる結果だと思います。言いかえれば、これが本来の姿だと思います。
変態後の初期給餌はメダカなどの魚類が適しています。それ以外のエサの場合、直後から状態が悪化し、死んでしまう場合がほとんどです。
消化器官が弱いのではないかと考えていましたが、それもあまり納得がいきません。魚類は確実に消化しています。またCB個体が成体まで育ってくれた個体には、パックマンディナーを与えても問題なく、現在ではパックマンディナーのみで飼育しています。
長期飼育例がほとんどない種類なので、この種に関しては他のツノガエルとは別とお考えください。当ファームでもいろいろと飼育パターンを揃えて今後の安定した飼育法を確立させたいと考えております。
【ファンタジーツノガエル】
これはクランウェルツノガエルとアマゾンツノガエルの別種の交配種です。
この種も20年ほど前にアメリカが作出した物です。この別種の掛け合わせは非常に慎重に行わなければなりません。
本来の血統を失ってしまうからです。まだ、ファンタジーでしたら、判別がつきますが、これが他の種も掛け合わさり、大量に流通してしまったら、それをまた誰かがブリーディングする際に使用してしまうと、もう本来の系統がわからなくなってしまいます。
従いまして、当ファームでは、よほど意味があり、必要不可欠な場合を除いて別種との掛け合わせは行いません。
例えば、ブラジルツノガエル:Ceratophrys auritaの純血種が入手できたとします。しかし、ペアでは入手できず、今後も入手できる見込みがないと判断した場合には、クランウェルツノガエルを用いてハイブリッド種を作るかもしれません。しかし、これは、そのハイブリッド種を用いて「戻し交配」をして、ブラジルツノガエルに戻す事を目的とします。
しかし、上記のような例はまず無いと思いますので、当ファームからの新しい別種交配種(ハイブリッド)は系統維持の為、作らないと思ってください。
【色彩変異個体】
クランウェルツノガエルの産卵により、色彩変異種が産まれました。厳密にはペパーミントツノガエルと藤紫系のペアリングからです。最初は非常に稀な例で非売品としていました。そしてその個体を親に仕上げて繁殖を行い、またそこから産まれた僅かな色彩変異個体を親にしてと累代繁殖を続け、現在では4代目にあたります。
完全に遺伝はしないのですが、変異個体が産まれてくる確率は徐々に上がってきています。表現系も藤紫からグレー、パターンレス、淡いブルー、色素欠損の発色といろいろな個体が産まれてきています。(当サイトのトップにいる個体も色素欠損個体です。最初は普通のペパーミントツノガエルでした)
特徴として、これらの個体はカエルに変態後にはすぐには確認できない事です。最初は普通のペパーミントツノガエルで、他の個体と区別できません。
しばらく給餌を行い、数週間経つと、徐々に色の変化や欠損が確認できます。従いまして、通常のペパーミントツノガエルとして出荷して、その後に色彩が変化してくる個体もいるようで、ショップ様やお客様から「色が変わった」と言うご報告も聞かれます。もちろんオタマジャクシでは尚更判別できません。
また色彩の変化は個体差が激しいようです。一部に色素の欠損が見られる個体でも、それがそのまま広がらずにいる個体もいますし、1週間程度で全ての色素が無くなってしまう個体もいます。藤紫も淡い紫を常時発色する個体もいれば、黒ずんだグレーのような発色をする個体もいます。産まれてくる個体数もごくわずかなので、どう変化していくかはわからない状態です。しかし、この変異は明らかに色素自体か、その表現に欠陥または正常ではない状態にあるので、通常のカラーに戻ってしまう事はないようです。厳密に申し上げますと、やはりどの種にも見られるのですが、黄色の発色が成長と共に強くなってくるようです。
【飼育法】
これは飼育環境や個体差によって大幅に異なる事ですので、一概には申し上げられません。
しかし、当ファームでの飼育法を基準として申し上げますと、以下の3点を、ご理解いただけましたらお勧めいたします。
○エサは基本的にパックマンディナーのみ(アマゾンツノガエル等神経質な種は除く)
○ウールマットでの管理
○飼育ケースはプラケ(ニッソー プラケース小)
このスタイルで全て統一していますので、飼育に関するアドバイスも、これに従ったものとなります。
もちろん、土で飼育していらっしゃる方もおられますし、金魚やマウスを与えている方もいらっしゃいます。それを否定するものではありません。しかし、どうもうまく飼育できないと言う方や、当ファームでご購入して頂いたお客様には、このスタイルを試して頂きたく思います。
このスタイルで統一させる過程には、いろいろな飼育環境を与えて試してきました。私も最初は当然、一飼育者です。プラケースに土を敷いて回りは個体が安心できるように見えないように画用紙に緑や落ち着くと思われる色を描いたりして3方を目張りしたりとか…(^_^;)ビバリウムでの飼育ももちろんしました。水苔も、ろ過器を使用したりも、あらゆる事を実施してきましたが、このスタイルが個体の管理を適切にすると言う意味では現段階では一番だと思います。
しかし、神経質な個体には、このスタイルが当てはまらない事があります。
このスタイルですと、常時、お腹が水に接している状態なのですが、これが良くないと思われる事があります。
この場合、お腹が濡れていない状態を作ってあげる必要があります。「湿っている」と「濡れている」のでは異なります。ウールマットに水を敷いている環境から、キッチンペーパーなどを使用してわずかに濡らしている環境に変えると、拒食していた個体が突然食べるようになったりする事があります。そのような意味でも、このウールマット飼育は絶対的なものではありません。個体によってはキッチンペーパーや土での飼育環境を与える必要が出てきます。
しかし、アマゾンツノガエルや一部のファンタジー程度に限ると思います。ベルツノガエルなどでは当てはまりません。当然ながら、そのような神経質な個体が通常に販売されているメジャーな種でいたとしたら、そのような個体は販売しません。(そのような個体はいませんが)
あと、問題なのがエサです。いろいろなエサがツノガエルに適したエサとして情報が流れています。どのエサが一番いいのかと決めつける事はできません。
しかし、当ファームの場合は、パックマンディナーのみの飼育です。全く問題ありません。他のエサを与える必要が無いのです。
パックマンディナーはウナギの養殖用の飼料をベースとしています。そこにわずかに本来ならばあえて必要ないのかもしれませんが、若干の植物性の飼料を添加しています。本来ならば、マウスでもコオロギでも金魚でもある程度の植物質を摂取しています。それをカエルが食べるのですがら、植物質を2次摂取している事になります。従いまして、ウナギの養殖用の飼料には植物質が入っていないので、わずかに添加して2次摂取したようにさせる為に行っています。レプトミンでも植物質が入っています。それと同じような事とお考えください。添加する意味はそれだけではないのですが、ご理解いただけましたら幸いです。
給餌量・間隔
これも、エサの質、個体差、飼育環境によって大幅に異なります。
ベビーから1年半程度までを成長期をお考えください。この時期には、こまめにエサを与える事で健康な個体に仕上げます。この時期に十分にエサを与えないと、後々にトラブルが起こりやすくなりますのでお気を付け下さい。
個体のサイズもこの時期でおおよそ決まります。
また、性別は生後半年程度経つと判別ができます。判別法はいろいろありますが、結局のところ、オスの場合には鳴きはじめますので、それで判断して頂くのが間違いありません。サイズに差も出てきます。オスはメスに比べると一回り小さくまとまります。
さて、給餌量ですが、エサを目の前に差し出し、自らエサに向かってアタックしてくるようであればどんどん与えて結構です。適温で調子がいい時期には毎日でも飛びかかってきてもおかしくありません。従って、毎日与えても大丈夫な時もあります。おおよその目安としては1〜3日置きに1度程度の給餌量となると思いますが、個体によってはその倍の量を与えるような結果になる場合もあります。逆に3分の1程度しか食べてくれない個体も出てきます。このあたりは、個体差なのか飼育環境のせいなのかを判断するのが難しいですが、個体の観察が非常に大事です。
個体にあった適切な量を飼育者が判断できるようにならなければなりません。
冬季は温度を上げても季節を感じ取っているのか、なかなかエサを食べてくれない場合があります。
この場合、ある程度成長している個体でしたら無理に与えなくても問題ありません。
健康な個体であれば、半月エサを与えなくても大丈夫です。生後1年経過した個体ならば3か月与えなくでも大丈夫です。
しかし、ベビーですと、エサを与えて成長させなくてはなりません。加温が必要になります。またこの時期は湿度が低く、乾燥気味になってしまいます。これも拒食をする原因となります。1日に1回程度で構いませんので個体に霧吹きをしてあげるのもいいと思います。しかしあまりビショビショにしないでください。湿っている程度が理想的です。
エサの量ですが、個体の頭(頭がい骨)より少し小さめ程度の量を目安として下さい。本来は個体と同じサイズの物も飲み込めます。従って、結構大きめのエサを与える事になります。あまり小さいと与える意味がありません。見極めがつくまでは難しいかもしれませんが、一度に与えるエサの量はある程度の大きさの物を与えてください。
また、上記はマウスやパックマンディナー、魚類などエサでの換算です。コオロギなどの昆虫などでは、カロリーが低すぎますので、この5倍程度与えても足りないくらいになるかもしれません。
ツノガエルのエサの要求量はとても多いです。全然動かないし、それほどエサを必要としないのでは?と考えがちですが、かなりの要求量です。
よく、「糞をしてくれないんです…」と言うご質問を受けます。が、給餌量不足の場合が圧倒的に多いです。かなりの勢いで成長しますので、与えるエサの量もどんどん大きくなります。
エサを与え過ぎた場合、お腹がパンパンに膨れ上がります。この対処は、28℃程度の水に数分漬ける程度で、あとは自然に治まるのを待つしかありません。
時期や成長具合によってエサを与える量も変わってきますので、日頃からの観察が非常に大事です。
温度・湿度
人間が快適と思う温度が理想的です。また、湿度に関しては、やや多湿の方が好ましいかと思われますが、プラケで飼育されている場合、床には水が入っている状態ですので、プラケの中の湿度はケースの蓋によりある程度密閉されていますので、部屋よりも高いです。従いまして、部屋がよほど乾燥している状態でない限りは湿度のコントロールは必要ないと思われます。
乾燥してくると、個体の背中が乾いてきます。この状態では食欲があがりません。また、本来の習性として乾燥を感じると、乾季として認識して休眠状態に入ります。皮膚の粘膜が乾燥して個体全身を包み、コクーンと呼ばれる乾季を乗り越える為の体制になります。繁殖期を誘発する前段階として必要な行為でもありますが、通常に飼育されている場合にはこの状態を作る必要はありません。
そのまま乾燥して干からびて死んでしまう場合があります。
従って、真冬と真夏にはなにかしらの対応をしなければなりません。
冬はヒーターなどが販売されていますので、まだなんとかなりますが、夏にはクーラーで対応しなければならない状態になってしまいます。が、皆様、なんとかできるだけ涼しい所に置いてあげる対応で乗り切っているようです。しかし、高温での環境は代謝が活発になりますから、すぐに糞をして汚してしまいます。しかもそれをすぐに吸収してしまうので、あっという間に自家中毒を起こし状態を崩してしまいます。
外出して数日留守にする場合には、エサやりを控えて、糞を出し切らせてみるのもいいかと思います。
また、アンモニア濃度を薄くする為にも、水量を多くするのもいいと思います。例としては、大きなケースに移したり、ウールマットを2段にして水量を増やす方法です。これでだいぶトラブルを回避する事が出来ます。
用語集
プラケ |
プラスチックケース。ペットを扱っているショップやホームセンターではほとんど扱っています。一番気軽に扱える飼育ケースです。
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ウールマット |
観賞魚用の濾過器に使用される繊維状のフィルターです。ツノガエルの飼育の際に、床に敷く材料として使います。
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拒食 |
エサを食べなくなる事。飼育環境の変化や、体調が崩れるとカエルは怯えたり、食欲がわかず、エサを食べない状態になってしまいます。
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CB |
Captive-Bred(キャプティブブリード)。飼育下繁殖個体と言う意味です。
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WC |
Wild-Caught(ワイルドコート)。野生下採取個体と言う意味です。 |
色彩変異個体 |
本来の色ではなく、発色をする遺伝子に問題があり、通常ではない色が出たり、色自体が消えてしまう個体です。健康面には全く問題はありません。 |
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